埼玉大学・理学部「HiSEP-Mirai」シリーズ 開講のお知らせ

埼玉大学理学部では、三菱みらい育成財団による支援事業として、2023年7月から理学部学生に向けた、

「21世紀型教養教育プログラム」を開発・実施します。

「正解のない時代を生きる」 次世代理工系人材に必要な「世界観・価値観」を掘り下げ、「現代・将来の課題」を解決する力を育成します。

プログラムパンフレットはこちらから参照ください。HiSEP_Mirai_0724

目的
私たちを取り巻く環境が激しく変化する中で、現代、また将来に起こりうる重要な社会的課題の解決のために、次世代の理工系人材として理学部で学ぶ学生に向けた「基礎的な素質と解決策」を導き出すための「世界観・価値観」を身につけます。
教育プログラム
理学部学生が自発的に「正解のない問い」を自問し、各学生が各学科で学ぶ専門教育(数・物理・化・生物学等)に加え、社会科学(倫理・哲学・宗教・歴史・法学・経済学など)の知識を融合させ、それの解答を導くまでのプロセスを自答していきます。また「現代的な課題」(AIと倫理、感染症対策・温暖化・エネルギー問題。サスティナビリティー・SDGsダイバーシティインクルージョンなど)を取り上げ、その解決に向けた取り組みを考えます。上記を効果的に実践するために、学内外から文・理双方の立場からその重なりを学ぶセミナーを開催し、自己の学びをグループ討論を通して、広げ、深めていくことも特に有効と考えます。総合大学である点を生かし、文系学部学生とのグループ討論を通して、みじかな問題を含めた解決のための「ものの見方(着眼点)、考え方(論理的思考法)を深め・養い、理系・文系学生相互に資する教育機会としていきます。
教育の特徴
●あたらしい「文理融合学部基礎教育」の実践
●総合大学として、文系学部教員・学生、との対話型学習
●留学生との対話型学習、そして海外研修等によるグローバル視点での問題解決への発展
上記をふまえ「あたらしい文理融合型問題解決スキル形成プログラム」として2単位分を設定し、個々の学生が、社会問題等の探索からその問題たるポイントの整理、問題解決に向けた実質的な取り組みとその過程で、科学と社会科学の役割、について具体例を挙げ、以下のように掘り下げ、各段階事にレポートを更新していきます。
第1段階:現代・将来に向けて危惧される社会問題(具体例)を挙げ、その概要と社会への影響
第2段階:問題を解決するための「理工学分野」の具体的な役割を整理・提案する。
第3段階:問題解決に資する社会科学の知識の有無、有ならその具体的な役割の意義付け。